狭小地でも買取してもらえる?売れにくい理由と売却のポイント

狭小地は、通常の不動産と比較すると売却しにくかったり、買取ってもらえなかったりすることが多いでしょう。すぐに手放したいと考えていても、買取りを断られるケースも珍しくありません。
しかし、狭小地を上手に活用することでスムーズに買取ってもらうことも可能です。そこで、狭小地を買い取りしてもらえない理由、狭小地を売却する方法を解説します。

狭小地を買取ってもらえない主な理由

狭小地は、一般的な不動産とは異なる特徴があるため、スムーズに買取ってもらえないことが多いです。なぜ狭小地は買取りを拒否される可能性が高いのか、主な2つの理由を紹介します。

費用が上乗せされる

狭小地は物件を建てにくく、通常の土地に建物物件を建てる場合と比較して建築費用が高いことがデメリットです。土地が狭いため、地下室を作る、もしくは3階建てや4階建てにするなどで活用することが一般的です。3階建て以上の物件を建てる場合は構造計算をしなければならず、平屋建てや2階建てと比較して費用がかかります。
さらに、隣の土地との距離が近いため、建設をする際に特別な足場を組まなければならないことや、現場とは他の場所に駐車場を確保する必要があるため、駐車場の費用も上乗せされます。また、重機が入れない場合には工事にも時間がかかるでしょう。
同じ広さの物件を建てる場合でも、通常の土地と比較して費用がかかるため、狭小地は売却が難しく買取ってもらいにくいのです。

ローンを組みにくい

住宅ローンを組む際には物件を購入する際に物件を担保にしますが、狭小地は売却しにくいということが住宅ローン審査でマイナス点になります。
さらに、住宅ローンの種類によっては土地面積が40平方メートル以上などの条件があるため、条件を満たせず住宅ローンも組めないことも珍しくありません。住宅ローンを利用できない場合は金利が高いローンか、キャッシュで一括購入をしなければならないため買い手を見つけにくいです。
住宅ローンは金利が安く、控除で節税もできるため、住宅ローンを使えないと買い手がつきにくいことから買取ってもらえないことが多いといえます。

狭小地を売却する方法

狭小地を売却する際には、仲介業者に依頼する方法と買取業者に依頼する方法が挙げられます。両者にはどのような特徴があるのか、どちらのほうが狭小地の売却に適しているのか見ていきましょう。

不動産業者に仲介を依頼する

不動産業者に仲介を依頼して、狭小地を売却する方法です。いくつかの不動産業者に査定を依頼して、どの不動産業者が良いかを選びましょう。狭小地は地域や立地のほか、狭小地の取扱数が多い不動産業者を選ぶことが重要です。通常狭小地は売却しにくいため、相場より査定額が低い可能性があります。

買取業者に買取を依頼する

買取業者は狭小地を買い取って付加価値をつけ、売却します。仲介業者に依頼をして売却をお願いしても、買い手が見つからない場合は買取業者に依頼した方が良いでしょう。買取業者に依頼したとしても売却価格が低いことに変わりはありませんが、狭小地を早く売却したい方にとっては有効な方法だといえます。

狭小地を売却するなら買取業者にアドバイスをもらおう

狭小地の売却は難しいですが、狭小地の立地や面積、形状などを再度確認し、所有している狭小地の特徴や売却できない理由を明確にすることがポイントです。しかし、知識が無い方が検討するのは難しいため、狭小地の買取実績が豊富な買取業者に相談するのがおすすめです。
どのように狭小地を売却するのか、活用できるのかなど、買取業者から情報やノウハウなどアドバイスをもらって売却を検討しましょう。
狭小地の売却をお考えの方はこちら

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