事故物件に住む前に知っておくべきこととは?事故物件の探し方についてもご紹介

家を探す際に「事故物件には住みたくない」と感じるのが一般的ですが、家賃や購入価格が安いという理由であえて事故物件を選ぶケースも多いです。
事故物件に住みたくない方も、あえて事故物件に住んだり購入したりしたいと考えている方も、事故物件について確認しておくべきことがあります。事故物件に住む前に知っておきたいことや、物件の探し方を紹介します。

事故物件に住む前に知っておきたい4つのこと

事故物件に住む前に確認しておくとメリットを得られることや、注意点を合わせて4つ紹介します。

相場より低い価格で購入できる

事故物件最大のメリットは、価格が低いことが挙げられます。事故物件は、事故の内容によって価格が大きく変動しますが、事故が起こってから1ヶ月以上が経っており特殊清掃をしなければならないケースでは、相場よりも30%以上価格が低くなることがあります。
なお、自殺は30%、殺人は30〜50%ほど価格が安くなることが一般的です。

住みたい人が少ないから価格交渉をしやすい

あえて事故物件を選ぶという方も増えつつありますが、一般の物件に住みたいと考える方のほうが多いといえるでしょう。不動産会社は、告知義務があったり取り扱いが難しかったりすることで価格が安くなるため、住みたい方や購入者からの希望がなければ事故物件を積極的に紹介することはありません。
しかし、事故物件を購入する際はライバルが少ないため、価格交渉をしやすいことがメリットです。購入希望者や入居希望者が非常に少なければ、物件をしっかりと確認してから、時間をかけて検討できるケースもあります。

ストレスを感じやすい

事故物件は殺人、自殺などの事故が起こった物件のことであり、通常の物件と比較するとストレスを感じやすいため注意が必要です。事故物件だということは理解して住んだり購入したりといった場合でも、具体的な事故の内容を聞いてみると、想像よりも残酷なケースは少なくありません。
噂話で実際の事故の状況を聞いた際に、「聞かなければ良かった」「購入しなければ良かった」と後悔したり、通常の物件であれば気にならない物音にも過剰に反応したり、設備の故障は「霊の仕業なのでは」と深く考えてしまったりと、精神的なストレスを感じるケースがあります。事故物件に住む場合には、精神的なストレスがかかる可能性があることを理解しておきましょう。

賃貸や売却しにくい

事故物件は告知義務があるため、賃貸物件にしたり改めて売却をしたりといったことが難しい物件です。どうしても手放したい場合は、買い手に対してどのような事故が起こったのかを知らせなければならず、事故の状況によっては買い手がつかないことも多いです。

事故物件を探す方法

事故物件を探す方法は主に2種類に分けられます。直接不動産業者に問い合わせをする方法と、自分で探す方法の2つを紹介します。

不動産会社に相談する

不動産会社に直接、事故物件があるかどうか問い合わせる方法は、手間も時間もかかりません。事故物件があるかどうかを質問すれば、基本的には回答してもらえるでしょう。しかし、冷やかしで訪れる悪質なケースもあり、「冷やかしではないか」と疑われることがあるため、質問するタイミングを見極めることが大切です。
不動産会社でアンケートに回答した後、どのような物件を探しているのか聞かれたタイミングで、事故物件はあるかどうか質問してみましょう。事故物件かどうかを質問しても良いのかと不安を抱く方もいますが、気になったことはどのようなことでも質問することがスムーズに理想の物件を見つける方法でもあります。

事故物件に関連するキーワードで検索

事故物件を探す際には、不動産会社のウェブサイトの検索窓に「心理的瑕疵」「告知義務」など事故物件に関連するキーワードを入力し、検索しましょう。関連するキーワードで表示される物件は、事故物件の可能性があります。
ただし、表示される物件が全て事故物件ではなく、なかには設備の欠陥が原因で「告知事項あり」とされることもあります。不動産業者のウェブサイトには事故物件かどうかまでは明記されないため、ヒットした物件については不動産業者に直接質問しなければなりません。

事故物件は専門の不動産業者に相談しよう

事故物件で不安や疑問がある場合には、不動産業者に問い合わせる方法が有効です。問い合わせをすれば、事故物件の探し方のコツを教えてもらえたり、事故物件を紹介してもらえたりすることもあります。
そのため、物件探しも効率良く進むことがメリットです。事故物件に関する相談や問い合わせは、事故物件の取り扱い実績が豊富な、あきんどへご相談ください。

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