自分で片付けるのが困難なゴミ屋敷は、売却もできずゴミをそのままにして放置する方も多いでしょう。しかし、ゴミ屋敷となったマンションは売却・処分することも可能です。
そこで、ゴミ屋敷になったマンションの売却方法や、売却前に確認すべきポイントについて紹介します。
ゴミ屋敷になったマンションは売却が難しい
ゴミ屋敷になったマンションの売却そのものは可能ですが、通常の物件と比較すると売却しにくいことが一般的です。なぜゴミ屋敷になったマンションは売却しにくいのか、主な理由を確認していきましょう。
部屋の悪臭や劣悪な衛生環境
ゴミ屋敷になったマンションは生ゴミが放置されることによって悪臭が発生し、換気もできていないケースが多いため、お風呂や壁紙、トイレや洗面所に黒カビが発生していることがあります。
また、床や畳が腐って変形していたり、掃除をしないためホコリも溜まっていたりと非常に不衛生なため、売却が難しいことが一般的です。
害虫の発生や設備の故障
ゴミ屋敷になったマンションには、ダニやゴキブリなどの害虫やネズミが発生していることもあるでしょう。
また、掃除ができていないため設備やマンションの設備が壊れていたり、不具合が起こっていたりすることも多いです。
そのため、ゴミ屋敷になったマンションは簡単に売却できません。
ゴミ屋敷になった場所を売却する方法
ゴミ屋敷になったマンションでも売却すること自体は可能です。ゴミ屋敷になってマンション売却する場合は、ゴミを残した状態のまま売却するのか、ゴミを片付けてから売却するのかの2パターンがあります。
ゴミは残したまま売却する
ゴミ屋敷になったマンションのゴミを片付けるには、費用と時間がかかるため、ゴミをそのままにした状態で売却したいと思う方も多いでしょう。ゴミ屋敷になったマンションは、仲介不動産業者が売却をするのは難しいことが一般的です。
しかし、ゴミ屋敷になったままの状態で買取可能な専門の不動産業者があります。ゴミ屋敷になった物件でも取り扱い可能な業者に依頼すれば、リフォームをしてから販売するため、ゴミはそのままの状態で売却することが可能です。
ゴミを片付けてから売却する
自分でゴミを片付けてからマンションを売却する方法もありますが、たくさんのゴミを出すと近隣住民とトラブルが起こる可能性があります。そのため、ゴミの処分は専門の業者に依頼すると良いでしょう。
マンションから出たゴミをトラックに積み込んで処分してくれるため、マンションのゴミ捨て場に大量のゴミを出す必要がなく、近所の人達とのトラブルも避けられます。
リフォームをしてから売却する
ゴミを処分した後で、ハウスクリーニングやリフォームをして売却をするといった方法もあります。ゴミ屋敷になったマンションでも、リフォームをして元の綺麗な物件に戻せば、買い手が付く可能性が高いです。
しかし、ハウスクリーニングやリフォームは費用がかかり、費用を上乗せした価格で売却できる可能性は非常に低いでしょう。リフォームの内容によっては費用を抑えられる可能性がありますが、どの程度リフォームしなければならないかは自己判断せず、不動産業者に相談したうえで決めることが大切です。
ゴミ屋敷になったマンションを売却する手順をおさらい
ゴミ屋敷になったマンションは、最初にゴミを処分、リフォームもしくは清掃を行ったうえで、不具合や故障をしている設備や機器を直します。
次に、売却価格を決定し、実際に売却をするという流れです。一般的なマンションの場合は部分的な掃除やリフォームで良いですが、ゴミ屋敷になったマンションは部屋全体のリフォームやクリーニングが必要です。
早くゴミ屋敷を売却したいときは専門業者に相談しよう
ゴミ屋敷になったマンションは、畳やフローリングが腐っていて修繕しなければならなかったり、大量にあるゴミの処分をしなければならなかったりと費用がかかります。賃貸マンションとして他人に貸していた物件がゴミ屋敷になっていた場合、入居者に対しゴミを処分する費用やリフォーム費用を負担させることが可能です。
万が一、入居者が亡くなっている場合でも、ゴミの処分費用やリフォーム費用の見積もりを確認し、不動産業者に相談しましょう。
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