事故物件になったらお祓いした方が良い?かかる費用や準備について解説!

事件や自殺、事故で人が亡くなった物件は、売却前にリフォームや特殊清掃を行うだけで良いのか不安を抱く方も多いでしょう。霊や魂などは目に見えないものですが、買い手のことを考えると「お祓いをしたほうが良いのではと悩む方も多いです。
そこで、事故物件になったらお祓いをすべきなのか、お祓いの費用や準備すべきものについて紹介します。

事故物件になったらお祓いをしたほうが良い理由

事故物件を所有している方のなかには、お祓いの必要性に疑問を抱く方もいるでしょう。法律の観点では、事故物件のお祓いをせずに売却しても問題はありません。お祓いをしてもしなくても、事故物件を売却したり賃貸に出したりできます。しかし、住宅を建てる前に地鎮祭を実施するのと同様に、事故物件のお祓いはしたほうが良いといえるでしょう。

買い手を増やすことにつながる

事故物件を買う方や売却をする不動産業者、事故物件で亡くなった方の遺族や近隣住民からお祓いをお願いされることも珍しくありません。事故物件の所有者が「お祓いは不要だ」と感じていても、買い手が同じようにお祓いの必要性に疑問を抱いているとは言い切れません。
お祓いをしないと、霊的なものや宗教を信仰する人が購入しません。事故物件を売却する際のする際に買い手の候補を増やすためにも、事故物件のお祓いをしたほうが有効だといえます。

宗派や宗教は関係ない

事故物件のお祓いはお葬式とは異なり、宗派や宗教を問わず行うことが可能です。お祓いは、霊を祓って清めることであり、事故物件で亡くなった方の霊を供養することでもあります。
お経を唱えて魂があの世へ行けるようにする目的で行われるため、霊のお祓いと亡くなった方の供養ができれば宗派や宗教を問わず行われるのです。

事故物件のお祓いの費用や用意するもの

事故物件のお祓いを依頼した場合の費用は、どのように人が亡くなったのかによって相場が異なります。また、お祓いをする前に準備しておかなければならない物もあるため確認しておきましょう。

お祓いにかかる費用

事故物件のお祓いにかかる費用は、病死といった自然死であれば3万円ほど、自殺は5万円ほど、殺人は7万円ほど包むのがマナーです。費用相場は故人のこの世への未練や恨みの強さで設定されています。老衰や病死など自然死の場合はこの世への執着が少ないですが、殺人や自殺で亡くなった場合にはこの世への未練が強いため、お祓いや物件を清めるために負担がかかるとされており、費用も高くなることが一般的です。
なお、費用には交通費や諸経費が含まれています。

お祓いの前に準備するもの

事故物件のお祓いをする際には、お酒、塩、お米、果物、野菜などを準備しておかなければなりません。事故物件の所有者が用意することが一般的ですが、量や種類がわからない場合にはお祓いを依頼する際に別料金を支払い、準備してもらえることもあります。必要な物を準備するサービスがあるかどうかは、事前に確認しましょう。

お祓いに手間をかけたくない時は買取業者に依頼しよう

事故物件のお祓いは無意味だと考えている方にとっては、お祓いにかかる時間や費用は無駄なものです。しかし、お祓いをすることによって買い手を増やすことにつながるため、事故の内容によってはお祓いを依頼したほうが良いといえます。
お祓いに手間や費用をかけたくない場合や、すぐに売却したい場合には、事故物件を多く取り扱う買取業者に依頼するのがおすすめです。事故物件を専門に扱う買取業者に依頼すれば、お祓いをしていない状態でも買い取ってもらえることがメリットです。すぐに事故物件を手放したい方や、お祓いをせずに売却したい方は、買取業者へ相談しましょう。
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