近年、訳あり物件を投資のために購入する方が増えてきました。訳あり物件とは、自殺や事故などで人が死亡した物件やトラブルが起こった物件のことを指します。
「訳あり」と言われるように普通の物件と比較して問題点が多いですから、投資のために購入するなら、投資向きの物件を選ばないといけません。
今回は投資向きの訳あり物件の特徴や、失敗を防ぐための物件選びのポイントを詳しく解説します。訳あり物件での投資を考えている方はぜひ参考にしてください。
訳あり物件が投資向きと言える理由
投資向きの訳あり物件の特徴を説明する前に、まずはなぜ訳あり物件が投資向きなのか理由から説明しましょう。
物件を使って投資をする場合、購入費用やリフォーム費用などをできるだけ安くしたほうが利回りが高くなります。
訳あり物件は普通の物件より売れにくい傾向にあるため、物件自体の費用が安い場合が多いのです。物件を安く手に入れられる分、一般的な不動産投資より利回りが高くなりやすいため投資向きと言えます。
投資向きの訳あり物件の特徴
訳あり物件が投資向きとは言え、どんな物件でも利益が出るというわけではありません。中には向いていない物件もあります。では一体どんな訳あり物件が投資向きなのか、特徴を解説していきましょう。
心理的瑕疵が低い物件
心理的瑕疵とは、不動産を売買・貸し借りする場合に、心理的な抵抗が生じる事柄のことです。たとえば、部屋で人が亡くなっている、過去に事件や事故が起こったなどが心理的瑕疵に当たります。
心理的瑕疵がどのくらいかは物件ごとに異なりますが、あまりに心理的瑕疵の度合いが高いと、安く買えても売れない可能性があるので注意が必要です。
訳あり物件で何があったのかは細かく確認し、心理的瑕疵が低い物件を選びましょう。殺人事件があった物件は投資として購入するのはあまりおすすめできません。
リノベーション済みの物件
訳あり物件でも、リノベーションをして快適になることで買主からの印象は良くなります。しかし、そのためにリノベーション費用が高くついてしまっては、利回りが低くなるかもしれません。
できればリノベーション済みの訳あり物件を選んだほうが、自分でリノベーションするより費用を軽減できる可能性があります。
人気の設備がついている物件
インターネットが無料だったり、オートロックがついていたりと、人気の設備がついている物件のほうが売れやすい傾向にあります。これらの設備は必須ではありませんが、利回りを良くしたいなら、人気の設備がある訳あり物件を選ぶのもポイントです。
訳あり物件の投資は物件選びが重要
心理的瑕疵の捉え方は人それぞれです。売却側は「これくらいなら問題ないだろう」と思っていても、買手からすれば「そんな物件は怖くて住めない」と思う可能性は否定できません。
せっかく投資のために訳あり物件を購入しても、買手や借り手がつかなれければ、維持費と修繕費だけがかかり続けてしまいます。そのため、物件選びが重要となるわけです。
まとめ
訳あり物件は物件の購入費用が安いため不動産投資向きです。とは言え、どんな物件でも利回りが良いというわけではなく、殺人事件があった物件など不向きな物件もあります。
そのため、投資向きの訳あり物件の特徴をよく調べ、利益が出やすい物件を購入するようにしましょう。
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