事故物件売却の際の注意点とは? 気を付けるべき不動産業者の特徴とは?

事故物件売却の際には、いくつか注意しなければならないポイントがあります。特に、事故物件売却を依頼する業者を選ぶ際には、「信頼できない不動産業者」の特徴に当てはまっていないか確認しましょう。そこで、事故物件売却時の、不動産業者の選び方に関する注意点を紹介します。

事故物件は「売れないのが当たり前」という不都合な真実

そもそも皆さんは、購入者の立場になって考えたときに、「事故物件」だと分かっている不動産を購入するでしょうか。仮にその物件がお気に入りのエリアにあって、綺麗にリフォームされていたとしても、その家を買うべきかどうか、相当悩むと思います。

さんざん悩んだ挙句に購入を決断しても、配偶者や子供、親や兄弟から反対された場合に、その決意を貫くことができるでしょうか。大半の人は、購入を断念することになるでしょう。

別の例で考えれば、あなたの子供が結婚して新居を購入する際に、「事故物件だけど、安く買えるし、人気のエリアだからここに決めようと思う」と言われたらどうするでしょうか。おそらく全力で引き止めるのではないでしょうか。

このように第三者の視点に立つと、事故物件は「売れないのが当たり前」という事実にぶつかるのです。不動産は、「買いたいと思う人がいる」からこそ、相応の値段が付きます。買主と売主の力関係がイコールになった時点、つまりは「需要と供給」のバランスが一致した時点で売買契約が成立します。

残念なことに、事故物件は売主の力が圧倒的に低くなってしまうのです。購入した時は、何千万円もした家でも、いったん事故が起きてしまえば、購入希望者が現れなくなるため、その価値は一気に暴落してしまうのです。

それでは、ただでさえ売れにくい事故物件を、どうすれば早く手放すことができるのか。最も重要なことは、「専門性や実績がある」事故物件買取業者に依頼することは言うまでもありません。

しかし、不動産業者選びを間違えて、「専門性や実績のない」不動産会社に依頼をしてしまうと、売却までに「膨大な時間」や「多大なストレス」を抱えることとなり、不幸な状況に陥ってしまうのです。

事故物件売却を請け負う「信頼できない不動産業者」の特徴

信頼できない不動産買取業者や不動産仲介業者に事故物件売却を依頼すると、トラブルに巻き込まれたり事故物件を売却できなかったりするため、注意が必要です。そこで今回は、依頼先が仲介業者であった場合の「信頼できない仲介業者」の主な特徴を2つをご紹介します。

専属専任媒介契約を結ぶよう促す

不動産仲介業者と事故物件売却時に結ぶ契約には、該当物件を特定の不動産業者が独占して扱う「専属専任媒介契約」と、いくつかの不動産業者が物件を競合する「一般媒介契約」があります。
信頼できない仲介業者に依頼した場合、専属専任媒介契約を結ぶように促されることが多々あります。

専属専任媒介契約を結べば、競合の不動産業者に依頼されることはなくなり、自社だけが仲介手数料(=利益)を得られるためです。

事故物件売却を相談した際に、「一般媒介契約にすると、いくつもの不動産業者から営業電話がくるので手間がかかりますよ」「一般媒介契約では、不動産業者が真面目に宣伝活動をしてくれませんよ」「自分達が物件を独占するわけではないので本気で売却してくれませんよ」と説明し、専属専任媒介を結ぶよう促します。

一概に一般媒介が良いというわけではないものの、いくつかの不動産業者を競合させ、早期に事故物件売却を成功させられる可能性が高いのは一般媒介契約になります。

事故物件売却時に高値を設定する

仲介業者は、自社で買取をするわけではないので、自由に値段を付けられます。そのため、高い査定額を提示して契約することも可能です。また、営業社員には無責任な人が多いため、「売れればラッキー」「売れなくても会社は損しないから大丈夫」といった感覚で、あえて高い査定額を提示して契約を結ぼうとします。

仲介業者に事故物件売却を依頼した際、「高値を設定して、買主の様子を見ながら少しずつ値段を下げましょう」という提案をされた場合には注意が必要です。

通常の物件であれば一般的に行われる方法ですが、事故物件の場合は高値を付けても売却できません。そのため、一か月も経たないうちに値段を下げることになるのは明白です。

信頼できる事故物件買取業者の見分け方はコチラ

不動産業者選び以外の注意点

事故物件売却時には、不動産業者選び以外にも注意しなければならないことがあります。事故物件と聞くと家の中で人が亡くなったことを想像しますが、その「亡くなり方」によって買主に「敬遠されるレベル」に差が生じます。下記の図をご覧ください。

敬遠されるレベルを表したの図

上記のとおり、買主に敬遠されるレベルで比較的軽いのは、「孤独死」になります。そ
の次が「自殺」となり、最も購入を敬遠されてしまうのが「殺人」となります。

事件になってしまったものは、ニュースやネット、新聞等で報道されてしまうことが多
いので、「世間に知られてしまった事故物件」という扱いとなり、購入を 躊躇う人も
多いです。 事故物件に住んでいると噂されたり、近所の目が気になったり、子供が学校
で悪口を言われるのではないか等々の心配ごとが付きまとうためです。

なお、孤独死、自殺等では、発見までに何日経過したかによっても、買主に敬遠される
レベルや、売却査定額に影響を及ぼします。下の図をご覧ください。

売却査定額に影響を及ぼす期間の図

上記のとおり、死後数時間で発見された場合や、2日~3日程度で発見された場合
はまだ良いのですが、 発見までに時間がかかればかかるほど、遺体の損傷が進んで
しまい、住居内の汚れや 臭いも激しいものとなり、マイナスの印象を与えることに
なります。
「発見後どれくらいの時間で発見されたのか」を気にする買主も多く、発見までの
時間が長いほど、売りにくい物件になってしまいます。

事故物件売却の依頼は「事故物件買取専門業者」に依頼しよう

以上のように、事故物件売却は、通常の物件を売却するよりも非常に難しいものです。仲介業者を通じて一般の人に売却するには、長時間を要することを覚悟しなければなり
ません。売れない状況が続くと、何度も値下げを繰り返すことになり、心理面・金銭面
の双方で多大なストレスや苦痛を長期間抱えることになります。長期間売れない状況に嫌気がさし、投げ売りのような形で大幅値下げをする売主も多く
います。

そのようにならないためにも、事故物件を売却するには、「事故物件買取専門業者」 に買取査定を依頼することが最善の選択と言えるでしょう。

「事故物件買取専門業者」であれば、不要な仲介手数料を支払う必要もなく、現状のま
ま買い取ってもらえます。家の不具合や劣化を承知の上で買い取ってもらえるので、売
却後にトラブルが起きることはありません。

あきんどは事故物件買取専門業者です。仲介手数料不要、事故物件売却までにかかる期間は最短2日とスピーディーに売却できます。全国どこでも、例外なく無料で出張査定をさせていただきます。ご売却に際し、清掃や残置物の撤去は不要で、そのままの状態で高価
買取をさせていただきます。すぐに事故物件を売却したい、少しでも高く売却したいという方は、是非あきんどへお問い合わせください。

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