所有している賃貸マンションが事故物件になったときにやるべきこととは?

自分が所有している賃貸マンションが事故物件になるリスクは0%ではありません。所有している賃貸マンションが事故物件になった際にどのようにすれば良いのか、あらかじめ対処方法を確認しておきたい方もいるでしょう。
また、既に事故物件になってしまい、どのように対処すれば良いのか分からないという方に向けて、事故物件になった際にやるべきことを紹介します。

所有している賃貸マンションが事故物件になったらどうなるのか

賃貸マンションが事故物件になると、様々な問題が発生します。そこで、事故物件になるとどうなるのかについて確認しておきましょう。

入居者が集まらない

家賃が通常よりも安いという理由で事故物件に住みたいと考える方もいますが、多くの人は事故物件には住みたくないと考えるものです。事故物件には絶対に住みたくないという方については、どれほど家賃を下げても入居してもらえる可能性は低いでしょう。
そのため、所有している賃貸マンションが事故物件になった場合は、事故物件であることを気にしない方のみがターゲットになるため、入居者が集まりにくいことが特徴です。

告知義務が発生する

告知義務とは、借りる相手が契約を結ぶかどうか判断する際に重要な問題がある場合、オーナーや不動産業者が借り主に対して「事故物件であること」を伝えなければならないというものです。告知義務が生じることによって、事故物件であることを隠して入居者を募集するといったことはできません。

賃貸マンションが事故物件になった際にすべきこと

所有している賃貸マンションで事故が起こった際には、リフォームや特殊清掃を行ってから新しい入居者を募集しなければなりません。具体的にどのような作業を行うのかを紹介します。

特殊清掃を行う

所有している賃貸マンションで事故が起こった際、部屋をそのままにした状態で入居者を募集できない場合は、特殊清掃しなければなりません。また、消毒や消臭作業のほか、遺品の整理も行います。特殊清掃や遺品整理によって事故が起こる前の状態に戻せれば、入居者を募集できます。

必要に応じてリフォームをする

入居希望者がつきやすいように、特殊清掃を行った後に室内の状況に応じてリフォームをしなければならないこともあります。設備や内装を新品にすることで、見た目が良くなるだけではなく「事故物件でもリフォームをしているのであれば良い」という方もいるため、特殊清掃だけではなくリフォームやリノベーションをするケースも少なくありません。
なお、特殊清掃やリフォーム、リノベーションにかかる費用は保険でカバーできる可能性があるため、自分が加入している保険に関してチェックしておきましょう。

賃貸マンションが事故物件になった場合の入居付け方法

事故物件になった賃貸マンションは、入居付けが困難になります。そこで、事故物件の入居付けのコツについて見ていきましょう。

賃料を低く設定する

事故があった物件と通常の物件では、あえて事故物件に住みたいと考える方は極めて稀です。しかし、家賃が安いと「事故物件でも良い」と考える方はいるため、相場よりも安い家賃を設定すると良いでしょう。

初期費用をカットする

家賃を下げたくない場合には、敷金や礼金を無料にする方法も有効です。通常の物件よりもお得な条件で住めることをPRしましょう。それでも入居付けが困難な場合には、家賃を下げたうえで初期費用も無料にする、もしくは下げるなど、セットで実施するのも有効です。
ただし、特別清掃やリフォームを行っても告知義務は消えないため、相場よりも低い価格で貸し出すことになるでしょう。

賃貸マンションが事故物件になったら正しい方法で対処しよう

リフォームやリノベーションで内装や装備を魅力的にすることによって、入居者希望者が現れる可能性が高いです。所有している賃貸マンションで事故が起こった、もしくは事故物件によって家賃が下がって悩んでいるという方は株式会社あきんどにご相談下さい。特殊清掃のみ、もしくはリフォームまで必要なのかなど、適切な対処法をアドバイスいたします。
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